おせちの飾り切りのこと
食べ物でぐちゃぐちゃと遊んでる感の出ない範囲で見目がよいものが良いという結論にいったん落ち着いた結果、和食でいう「むきもの」の楽しさに気が付いた。食べた時の歯触りの繊細さや、ほろほろとなる食感も好きで、おせち作りに拍車をかけた気がする。もともと地味な味わいも好きだし。
■富貴よせの飾り切り
基本は下記にのってる飾り切りを参考にして、母のレシピで炊いている。私は梅型をもっておらず、花弁の多い型を使っているので、表現が細くなってしまう。
・おせちに♪飾り切りで可愛い&豪華筑前煮 by 子供と作るウチご飯http://cookpad.com/recipe/1661941
・にんじん(華やかなハートカットフラワー*飾り切り by goma-milk http://cookpad.com/recipe/2057136 )
・ごぼうは今年からこの形にした。やわらかくて食べやすくなったと思う。( はじめての富貴寄せ(飾り切り) by napico http://cookpad.com/recipe/313817 )
■かまぼこ
かまぼこ飾り切りはお重の中にうまくスペースがとれないのと、お箸で掴んだときに飾り部分が崩れがちだから、細かい細工のあるものはお雑煮の中に浮かせてる。かまぼこは火を通したほうが飾り部分もしっかりする気がする。
2016年は冠、孔雀、松で。
http://www.komaki-kamaboko.co.jp/pages/trivia/kazari/
つまようじを刺したものは薔薇。薔薇はお重に入れた。
かまぼこの飾り切りは、薄く切ったものに細工したほうが繊細で綺麗だとおもってたけど、かまぼこの弾力で戻ってきてしまうし、何より食材を延々といじくり回してるのが清潔感がないので、素直にレシピの指示通りの厚さ(理想の繊細な薄さよりちょっと厚め)で切ったほうが良いと思ってる。今年は一発で決まったのでよかった。
巷で言う、「切れない包丁のほうが危ない」というのをあまり信じておらず、自宅にあるあまり切れ味のよくない、適当な小型包丁を使ってた。今年はじめてちょっと怖い思いをした。細かい仕事をするときは特に、ちゃんと切れる包丁のほうがいいな。自分の包丁、ほしいなあ。